☆当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
アイヌ工芸の第一人者
であり、アイヌ文化活動アドバイザーでもある貝澤徹さんは、伝統を継承しながらも独自の感性でオリジナルな創作をされているアイヌの血を引く方です。
今回、情熱大陸に出演されるということですので、どのような方なのか、経歴やご家族のことなどをまとめてみました。
貝澤徹さんのwikiプロフと経歴!
貝澤徹さんは、1958年、アイヌの聖地とされる北海道平取町二風谷(にぶたに)で生まれます。
木彫(もくちょう)の名工である貝澤ウトレントクさんが曾祖父で、父の貝澤勉さんもまた伝統工芸品で生計をたてるという、工芸に思う存分取り組める環境にいました。
でも、徹さんが、伝統工芸品作りに取り組むのは、高校を卒業してからでした。
【貝澤徹さんのプロフィール】
氏名:貝澤徹(かいざわ とおる)
生年月日:1958年9月11日
出身:北海道平取町二風谷(にぶたに)
学歴:高校卒
肩書:木彫家、アイヌ文化活動アドバイザー
受賞歴:アイヌ伝統工芸展北海道知事賞 他
高校時代は、白老(しらおい)に下宿して、
吹奏楽部でアルトサックスを吹く普通の高校時代を送ったそうです。
高校を卒業するまで、彫刻刀も握ったことがなかったそうです。
高校を卒業して実家の工芸品店に戻り、後を継ぐつもりで木彫作りに励みました。
当時、観光バスで観光客が大勢訪れるようになり、土産物の工芸品はよく売れたそうです。
でも、20歳になったある日、転機が訪れます。
徹さんの作風に影響を与える衝撃的な熊の木彫との出会いがあったのです。
その熊は、魚をくわえたお土産品の熊でなく、リアルに再現した熊だったそう。
熊彫りの藤戸竹喜さんからもらった熊でした。
その熊を手にしてから、徹さんは、量産するものでない木彫をちゃんとしようと思ったとのことです。
▼貝澤徹さん作品
その後は、アイヌの伝統的技法を取り入れながら、木彫りによってアイヌ民族としての現代的意識や葛藤を表現。
伝統を継承しながらも自分らしさやメッセージを表現するオリジナルの創作に取り組みます。
ふと気づいたことを題材に作品を創作。
やがて、名が知れるようになり、
海外の博物館などで徹さんの作品が展示されるようになります。
そして、2018年には、フクロウの卵からの孵化を型取り、次世代への想いを託した『ケウトゥムカンナスイ/精神再び』が大英博物館に常設展示されました。
主な作品
▼『ケウトゥムカンナスイ/精神再び』
▼代表作『アイデンティティ』シリーズ
▼ウコウク/輪唱
代表作「UKOUKU(ウコウク)/輪唱」は、昔のアイヌ民族の入れ墨をした女性の手の写真から発想し、世代交代しながら文化が受け継がれるというメッセージをこめて創り上げた。
▼火の神「アペフチカムイ」の像
▼at 札幌駅
▼「見逃してくれよ 蛙」
マキリはどこで買える?
マキリとは、
アイヌ民族によって用いられた短刀、もしくはアイヌ語より派生した、マタギを始めとした日本の猟師に用いられている狩猟刀、または漁業従事者に用いられる漁業用包丁の名称である。
現在ではアイヌ民族が用いていたものを特定して指す場合には“アイヌマキリ”と呼称される。
「マキリ」とは本来はアイヌ語で「小刀」を意味するもので、アイヌ民族の日常生活の中で汎用刃物として様々な用途に用いられた。より大型のものは「タシロ」と呼ばれて区別される。(Wikipediaより)
貝澤徹さんは、お父様の名が入った店舗の工房で現在も作品を作り続けています。
マキリはそこで購入できます。
【店舗】
店舗名:北の工房 つとむ
所在地:所在地 北海道沙流郡平取町字二風谷74-12
TEL:01457-2-3660
営業時間:8:00-18:00
休み:不定休
行き方:>>http://nibutani.jp/access/
リパさんのマキリとキロちゃんのマキリも拝見させて頂きました💕
あまりの感動に手が震えてしまった…とても優しくて暖かいご夫妻でした!自分の祖父母が夕張の出なので方言に癒されますね☺️
またお会いしに行きたいです。
お土産にお守りのブレスレットを!
大事にします☺️#北の工房つとむ#平取町 pic.twitter.com/n0Lkx70vZU— かおり (@kaori_open_2) July 28, 2019
とまぁ、こんなに長々とツイートするほど素敵な時間を過ごせたってことです。貝澤ご夫妻、本当にお世話になりました。奥様にはコーヒーやお菓子まで頂きご馳走様でした。
この世に一本しかない自分だけのマキリ。今から楽しみで仕方ない!#北の工房つとむ#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/IVOeAB5w6a— aurora (@Aurora_Uran) March 14, 2019
「ゴールデンカムイ」のマキリは、貝澤徹さんがデザインしたものなので、大人気です。注文があってから製作するので、納品に数か月かかるそう。
値段も、10~15万円くらいとのこと。
ゴールデンカムイとは
野田サトルによる日本の漫画。明治末期の北海道・樺太を舞台にした、金塊をめぐるサバイバルバトル漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2014年38号(2014年8月21日発売)から連載中(Wikipediaより)
野田サトルさんによる人気の漫画です。
>>ゴールデンカムイ1~21巻 12,474円(税込み・送料無料)
父親や家族について!
貝澤徹さんは、アイヌの血を引きますが、アイヌ語はわからないそうです。
おばあ様がアイヌ語を徹さんに使わなかったとか。
では、貝澤さんのご家族はどのような方々なのでしょうか。
曾祖父:貝澤ウトレントク(木彫家)
父:貝澤勉(木彫家)
本人:貝澤徹(木彫家)
弟:貝澤幸司(木彫家)
一族で後を引き継いでいますね。
他に同地区に貝澤さんという、やはり工芸家さんが何人かいらっしゃるのですが、血縁関係については、そこまで調べきれませんでした。
またわかりましたら記事を追記いたします。
貝澤徹さんの人柄
貝澤徹さんのお名前が出てくる記事などを読まさせていただくと、貝澤さんの人柄について、一様に「穏やかな人」という評価があります。
実際に貝澤さんと会った人のコメントでは、
・とても優しくて暖かい方
・とても穏やかな人柄
・お店のご夫婦が、二風谷の色々な話をしてくださってとても楽しかったです!
などと、貝澤さんとその奥様の人柄がわかります。
まとめ
木彫家貝澤徹さんについて、まとめさせていただきました。
北海道旅行では、是非、レンタカーなどを借りて足を延ばしてみてはいかがでしょう。
チヨコ・デリ
貴重なアイヌの文化の継承とともに、私たちが馴染む現代の感覚にマッチした作品作りを進めている貝澤徹さんをこれからももっと応援しましょう。
「どんなときも手を抜かないで続けることが大事なんだと思います。」
と貝澤さんはおっしゃっています。
その精神を私たちも共有しましょう。
最後までお読み下さりありがとうございました!