宝槻泰伸氏の世界一受けたい授業!子どもの好奇心に火をつける方法は?

2022年7月9日の「世界一受けたい授業」の講師は、宝槻泰伸氏でした。タイトルは「子どもたちの好奇心 すげぇ!を引き出す教育法」でした。

では、内容に行ってみましょう!

宝槻泰伸氏の世界一受けたい授業!子どもの好奇心に火をつける方法は?

宝槻氏は、「勉強を通して賢くなれるだけじゃなく、好きなことも見つかる、と提案できたら、たくさんの親子が幸せになれる。」ということから、塾を始めました。

宝槻氏自身、子どもの頃は、「学校の勉強は好きではなく、家で漫画や映画、トランプゲームなど遊びを通して学んでいた。」とのことです。

これに対して、ゲストの藤木さんは、「ホントにそれを今悩んでいて、塾に行かせないと勉強についていけないような気もするし。」と親としての悩みを話していました。

堺校長は、「子どもが輝いた目をして冒険をしているような、どうしたら子どもに好奇心の火をつけられるのか。」という問いに対し、宝槻氏は、

「わー、すごい」という驚きと感動で火をつける、と仰っていました。

体験したのは、鈴木楽くん。

算数の授業の好奇心に火をつける方法は、

足し算から始めるのでなく、数字の発明からおしえる。

途中、大人が夢中になると、子どもも引き込まれ、興味をもちます。

1 ひつじ飼いがひつじを数えるのに、石ころを並べて数える。

 

2 その方法だと100匹いたら100個の石、1000匹いたら1000個の石が必要で、とても数えられない。人類は、石に代わる数字を発明する。

 

3 5つの文明で発明された数字を、一つひとつ紹介。

 

4 その中で、今の数字に最も近い数字を選んでもらう。・・・インド

 

 

5 そこから1,500年かけて今の数字になっていった経過を可視化。

ここで足し算をやってみせる。

インドの数字が簡単に計算できるので世界中にこの数字が拡がった。

「すげぇ!」

と生徒たちから声が上がった。

 

子どもたちの感想は、

「数字ができてくるまでが楽しかった。」

「すごい算数が嫌いだったけれど、この授業を受けて好きになった。うちに帰ったら、すぐに算数の問題をやりたい。」

好奇心が芽生えたら、あとは自分で学んでいくのだそうです。

宝槻氏のオンラインスクールの料金は?

気になる宝槻氏のオンラインスクールの月謝は、

週1回の授業で、8,000円です。

算数、歴史、ロボット、食、建築、経済・金融など30~40種類の授業があるそうです。

 

宝槻氏の人気トップ3の授業をご紹介!

宝槻氏の授業の中で、今まで人気のあったもののトップ3が紹介されていました。

3位 科学が大好きになる授業

 【火あぶり風船!割れる?割れない?大実験】

 

まず、水を入れた風船に下から火をかざす実験をしたところ、風船は割れません。理由は、冷たい水と温かい水が対流し、火をかざした部分が冷たくなっているからです。

では、次の風船のうち、下から火をあぶって割れる風船はどれなのかを考えてもらいます。

・お湯を入れた風船

・塩水を入れた風船

・炭酸水を入れた風船

正解は、「炭酸水を入れた風船」が割れます。

理由は、風船の底についた炭酸の空気が熱せられるから、ということです。

2位 漢字が大好きになる授業

【漢字の右と左 なぜ書き順が違うのか?】

漢字の歴史をといていくと、意外な理由と出会い、もっと知りたいと興味がわいてくる。

右と左という漢字ができた経緯を絵で説明。

中国人は、左手に道具をもち、右手に器をもつ。だから左に「エ」が入り、右手に「口」が入る。

書き順は、「右」と「左」で異なるが、それは、親指から昔の人は書いていたのだが、左手の親指の位置と右手の親指の位置が違うので、書き順も違っている。

1位 図形が大好きになる授業

【ハチの巣はなぜ六角形?カタチの秘密】

ハチの巣はなぜ六角形なのかというと、最も少ない材料で巣をつくるから。

六角形だと少ない材料で最大の部屋を作れるから。

3つの点を最短で結びつける線を作る

4つの点を 〃

5つの点を 〃

6つの点を 〃

それを立証するために、最短の点をつなぎ合わせてできているしゃぼん玉の原理により、シャボン液に2枚の板を3点で止めた板をしゃぼん液にくぐらせて実験。

最も最短の線がわかり、ハチが六角形で巣を作る理由がわかります。

まとめ

子どもの好奇心に火がつけば、自分で興味をもって勉強していくことができるということです。その火のつけ方を今回、宝槻氏は示してくれました。

チヨコ・デリ

火のつけ方って、なかなか難しいのですよね。

だから宝槻氏の授業が人気なのもわかります。

では、最後までお読みくださりありがとうございました!