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皆既月食、見たことがありますか?
チヨコは子供の時以来です。
この次に来るのを見逃すと、3年後になってしまうんですって!
見られるものは今のうちに見ておきたいですよね!
ここでは、皆既月食の仕組みと次の皆既月食の日などについてご説明します。
皆既月食とは簡単にわかりやすくご説明!
皆既月食とは、月全体が地球の本影に入る現象のことです。
地球は太陽の周りを回っていますね。
月も地球の周りを回っています。
何年かに一度は、太陽と地球と月が「太陽-地球-月」の順でほぼ一直線に並ぶ満月の頃があり、その時に皆既月食が起こります。
地球が太陽の光をさえぎってしまい、地球の影が月を隠してしまうのです。
皆既月食が赤い理由は?
でも、完全に見えなくなるのではなく、ぼーっと赤黒く光っています。
これは、朝日や夕日が、何故、赤いのか、ということに共通しています。
それまで太陽は普通に空に白っぽい光だったのに、夕方西の空に沈む時、空が赤くなりますね。
逆に朝日が昇る時も、空が赤くなり、昇ってしまったら空は白っぽい光です。
これは、光は7色で昼間は太陽が頭上にあり、波長の短い色も長い色も混ぜこぜになって白っぽく見えますが、夕方になって太陽が遠くに行ってしまうと、長い距離を太陽の光がさすので、波長の長い赤色が生き残って、他の色は届くより前に拡散されてしまいます。よって、夕焼けは赤い、ということになります。
太陽からの光は、青色などは波長が短く拡散されますが、距離が長ければ赤い色が届く、と考えます。
月食の時、太陽から出て届いた赤色は、大気中で屈折され、地球の影の中に入り込みます。その赤い光が月を照らすことにより、月が赤黒く見えるのです。
皆既月食は何年に一度で次はいつ見れる?
月食の起こる頻度は平均で年間約1.4回ですが、皆既月食は、おおざっぱに言って3年に2回くらいです。
ただし、これらは地球上での話で、日本で見れるかというと、俄然少なくなります。
【今後の月食の回数】
・2021年は2回(内皆既月食1回)
・2022年は2回(内皆既月食2回)
・2023年は1回(内皆既月食0回)
・2024年は1回(内皆既月食0回)
・2025年は2回(内皆既月食2回)
・2026年は2回(内皆既月食1回)
・2027年は0回
・2028年は2回(内皆既月食0回)
・2029年は3回(内皆既月食3回)
・2030年は1回(内皆既月食0回)
となります。
ママ友
チヨコ・デリ
2022年は、5月16日と11月8日です。
その内、日本で見ることができるのは、2022年11月8日(火)です。
皆既月食となっている時間帯は、午後7時16分から午後8時42分までです。
欠け始めは、午後6時9分から。そして21時49分に部分食が終わります。
なお、2022年11月8日は、同時に月食中に天王星食も起きるのだそうです。
地球の影に月が隠れ、月の影に天王星が隠れるんだとか。何だか面白いですね。
皆既月食は日本で2022年は?
前述のとおり、2022年に日本で見ることができるのは、11月8日(火)のみです。
参考までに、日本で見ることができる今後の月食の予定について、記載しました。
- 2022年11月 8日 皆既月食
- 2023年10月29日 部分月食
- 2025年 3月14日 皆既月食
- 2025年 9月 8日 皆既月食
- 2026年 3月 3日 皆既月食
- 2028年 7月 7日 部分月食
- 2029年 1月 1日 皆既月食
- 2029年12月21日 皆既月食
- 2030年 6月16日 部分月食
ただし、皆既月食でも日本からは部分的に見える場合もあるそうです。
皆既月食2022の様子
2022年11月8日(火)の皆既月食、チヨコは横浜の港の近くで見ましたが、久しぶりの天体ショーに感動しましたヨ!
ここでは、SNSからその様子を埋め込みさせていただきました。
先ほど、天王星が月に隠される直前の瞬間の写真です。(天王星食)
写真中央の青緑色の星が天王星です。
皆既月食の最中に惑星が月に隠されるのはたいへん珍しいことです。
(望遠鏡を使って撮影) pic.twitter.com/Miij3nTdtD— KAGAYA (@KAGAYA_11949) November 8, 2022
最大の皆既月食とれました!!!!! pic.twitter.com/3SJ5jT0D00
— 荒木健太郎 (@arakencloud) November 8, 2022
スカイツリー頂上に咲く皆既月食が美しい。 pic.twitter.com/l3vArTgSJu
— szuna (@_szuna) November 8, 2022
皆既月食&天王星食の配信、多数ご視聴いただきありがとうございました。
皆既月食中の天王星食(潜入)です。
2022年11月8日20時30分
40㎝F12 反射望遠鏡+ASI462MC pic.twitter.com/CA49FAaHhp— 明石市立天文科学館 (@jstm135e) November 8, 2022
まとめ
皆既月食について、何故起こるのか、何年に1度起こるのか、次はいつか等について、まとめてみました。
皆既月食とは、太陽と地球と月が「太陽-地球-月」の順でほぼ一直線に並ぶ満月の頃に起こる現象で、3年に2度くらい起こるようです。
次は、2022年11月8日の夜、見ることができます。その際、天王星食も起こります。
皆既月食は赤黒色していますが、太陽から出た光のうち、波長の長い赤が大気中で屈折して月を照らすからです。
是非、見てみてはいかがでしょう。