エテリ・トゥトベリーゼコーチの経歴!門下生や怖いといううわさを検証!

2022年北京オリンピックでは、いくつか疑問の残ることがありましたね。

そのうちの一つに、ロシアオリンピック委員会で出場したフィギュアのカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題があります。

弱冠15歳なのに、バッシングを一身に受け、コーチも誰も弁護しているようには見えず、一人孤独に耐えていたような印象がありました。

それまで、ふてぶてしいロシアをイメージしていましたが、ワリエワ選手に関しては、演技中の精彩を欠いた姿を見ても、「やはり15歳だな。」と誰もが思ったのではないでしょうか。

もちろん、チヨコとしても、出場させること自体、疑問を持っていましたよ。

とても他選手を「絶望」させるようなものではなかった演技の後、バッシングの矛先は、エテリ・トゥトベリーゼコーチに向けられたと思います。

今回は、そのエテリ・トゥトベリーゼコーチに焦点をあててみたいと思います!

エテリ・トゥトベリーゼコーチの経歴!

エテリコーチは、1974年2月にモスクワで生まれました。

2022年2月の北京オリンピックの時は、48歳ですね。

4歳の頃からフィギュアスケートを目指していましたが、ジャンプの際に思い通りのプレーができなくなるイップスという症状に近いものが出始め、早々にキャリアを断念します。

そして、アメリカに渡り、アイスダンスショーの団員として6年間活躍。

その後、ロシアに帰国し、マラホフカの体育アカデミーで指導のノウハウを学び、現代美術研究所で振付の学位を取得しました。

2000年から、エテナさん26歳の頃から指導者として歩み始めます。

指導者になった頃から、「プロフェッショナルな一流スケーターを育て上げたい」という理念にもとづき、すでに厳しかったとか。

金髪を振り乱して、目を吊り上げて選手を叱咤するような様子が、何度もTV画面で見受けられました。パワハラとか行き過ぎた指導、などとロシアでは問題にならないのでしょうか。

彼女は体重が少しでも増えると、必ず指摘してくれる。それは『あなたは太ってる』という直接的で厳しいものではなく、食べる量を減らすように指摘してくれる。

彼女は選手たちが勝つために献身的ではある。自分で決めた目標に向かって突き進むために、飴と鞭を持っている。by ザギトワ

ザギトワは、アメとムチと言っていますが、報道を見ると、エテリコーチは選手を褒めない(要するにムチしか与えないということ)ともありました。

実際に、門下生になってみないと、コーチとの関係についてはわからないものがあるのでしょうけど。

 

エテリコーチは結婚して娘さんがいらっしゃいます。娘さんでアイスダンス選手のダイアナ・デイビスさんです。写真の金髪のお方 ↓ ↓

 

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お母様に似て美人であることは間違いなしですね。

エテリ・トゥトベリーゼコーチの門下生

ロシアの主なフィギュア選手は、皆、トゥトベリーゼコーチの門下生と聞きます。

ソチ五輪団体金メダルのユリア・リプニツカヤ、平昌五輪女子金メダルのアリーナ・ザギトワと銀メダルのエフゲニア・メドベージェワらも、トゥトベリーゼコーチの門下生です。

北京オリンピックに出場したシェルバコワトルソワワリエワの3人以外にも、2020年欧州選手権Vのコストルナヤなど母国の有力選手を手掛けています。

ですが、フィギュア界ではトゥトベリーゼコーチの手掛けた選手たちは『一発屋』として知られているようです。

ザギトワ、リプニツカヤも10代で競技から離れています。

トゥトベリーゼコーチは、メダルを量産するためだけが目標ではないかと疑われても仕方ないと思います。スケートクラブを「工場」、門下生を「材料」と言っているのですから。

エテリ・トゥトベリーゼコーチの怖いといううわさを検証!

フリーの演技後、ワリエワ選手が失意に暮れる中、エテリコーチが「なぜ諦めたの? なぜ戦いをやめたの? 説明して」と問い詰める場面がありました。

欧州のスポーツメディア・ユーロスポーツは、「転倒したことへの思いやりは微塵もなかった」と報道しています。

また、個人的な批判をしないとされているIOCのバッハ会長も珍しく、記者会見で「とても冷たい対応だった」「まるで彼女を拒絶しているように見えた」と、エテリコーチの対応を非難したのです。

このことを知り、エテリコーチは茫然としたということです。

自分がやってきた指導方法について、世界で一番の重要人物から批判されたようなものですからね。

ツイッター上では、ロシア語で「難しいことを教えてくれるのはコーチだけ」といったエテリコーチを擁護する声もありましたが、「耐えられない」とか、「共感力ゼロ」、「この恥さらしめ、誰がそんなことするんだ?」と厳しい声も相次いだとのこと。

エテリコーチがいわゆる鬼だということの裏付けに、ザギトワさんのコメントが報道されていました。

平昌オリンピックの時に、エトリコーチの指導で、水も飲めなかった時があるとのこと(前述)。

そして金メダルのご褒美は、アイスクリーム1個だったとも。

ただ、このことをもって、エテリコーチが鬼のようにひどいコーチだということではありません。

日本でも競馬界では常識みたいですから。

選手もコーチの言う事に納得して、信じて必死で付いて行っているのですね。

それに対しては、その外の世界の私たちには、何とも言えないことだという気がします。

なので、バッハ会長の発言にエテリコーチが茫然とした、というのもわかるような気がします。

だけど、これはどうかな、という報道を発見しました。

やり過ぎなのでは?

現在19歳で、すでに競技生活から引退しているポリーナ・シュボデロワさんがもっとも忘れられない記憶として挙げたのが、エテリコーチに「ゴミはゴミ箱にいなさい!」といわれ、 「練習で上手く行かないと、ゴミ箱に閉じ込められた」「練習が終わるまで蓋を開けてもらえなかった」と。

呆れて笑ってしまっていいでしょうか・・・!!!??

まとめ

 

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北京オリンピックのフィギュアで、他のどのコーチより名を知られたエテリ・トゥトベリーゼコーチについて、プロフィールや門下生、怖いといううわさについて書かせていただきました。

やっぱりエテリコーチも羽生くんのことは好きなのですね。

報道では見られないようなステキな笑顔ですし、何もなければ美人だなと思います。

門下生と心でつながっているコーチが個人的にはいいな、と思います。

一人で不安な気持ちをかかえて異国の地に降り立つ10代の若い選手については、周囲のケアは大事だと思いました。ドーピング疑惑についても、はっきりさせてほしいですし。

では、最後までお読みくださりありがとうございました。