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2022年1月、新型コロナのオミクロン株が猛威をふるい、東京における感染者が過去最高の8,000人を超えてしまいました。
最近はTVに、元新型コロナ専門家会議の副座長の尾身茂先生が登場していませんね。
専門家会議はとっくに解散となっていますが、もう一度、その理由や経緯はどういうことだったのかを含めて、尾身先生がどういう方なのか注目したいと思います。
尾身茂先生の経歴と学歴!
尾身先生は、何と自治医科大学の1期生です。それも、現役高校生からの入学でなく、一度慶応大学法学部を入学してから受け直しているのです。
自治医科大学は、各県で1~2名のみ選考されて、授業料が無料の公立大学です。
公費で卒業するかわりに、へき地で一定年数勤務することが義務付けられています。
実は東京都は島があるので、こうしたところに勤務してもらうわけです。
頭が良いだけでなく、よほどの熱い想いがないとできないですよね。
【尾身茂さんのプロフィール】
氏名:尾身茂(おみ しげる)
生年月日:1949年6月11日
出身:?
学歴:東京教育大学附属駒場高校卒、自治医科大学卒、
1989年医学博士号取得 (B型肝炎の分子生物学)
現職:独立行政法人 地域医療機能推進機構(JCHO)理事長
【経歴】
1978年~1986年:東京都衛生局医務部医系技官
1986年~1989年:自治医科大学予防生態学教室助手
1989年:厚生省に入省
1989年~1990年:厚生省保険局医療課医療指導監査室特別医療指導監査官
1990年:WHO西太平洋地域事務局拡大予防接種計画課課長補佐
1990年~1993年:WHO西太平洋地域事務局拡大予防接種計画課長
1995年~1998年:WHO西太平洋地域事務局感染症対策部長
純粋なヒューマニストで現実主義者ということです。
人望のある方なので、たくさんの要職についていらっしゃいます。
WHOでは、ポリオの根絶に尽力し、着任当時は東アジアで年間約6,000人の発生件数だったのですが、ほぼ根絶と言って良い状態までにしています。
尾身先生の性格は、物の見方が広く、結構ユニークで、しかも男っぽいということです。また、大学在学中から国際的なフィールドでの公衆衛生を考えていたようです。
新型コロナ専門家会議の経過と解散の理由!
専門家会議「純粋科学と違う」 自らの役割に苦悩の日々https://t.co/LKQdxKfsKv
「感染症対策というのは、実験室の学問や純粋科学とは違う」
24日夕、日本記者クラブで会見した専門家会議の尾身茂副座長はそう述べ、新型コロナ対策の難しさの背景を語りました。 pic.twitter.com/MWyry0gpyY
— 朝日新聞東京編集局コブク郎 (@asahi_tokyo) June 24, 2020
専門家会議の前身は、2月初めに厚生労働省が国内での流行に備えて設置した「アドバイザリーボード」です。厚労省と専門家が意見交換する場だったんですね。
2020年1月30日、首相や閣僚らでつくる「新型コロナウイルス感染症対策本部」が、旧新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき発足しました。
2020年2月14日には、専門家会議(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)は2020年2月14日に発足し、16日に初会合が開かれました。
こちらは、法的設置根拠はなく、議事録も作成されない会議体で、感染症対策本部の下で、対策について医学的な見地から助言などを行うことを目的としていました。
このように、法的根拠のない会議体ですが、専門家ゆえに政府の新型コロナへの対応の遅さが大いに気になります。
専門家会議の中でも、政府の諮問にこたえるだけでなく、専門家として分析した結果を発信すべきではないか、ということになり、
「1~2週間が瀬戸際」という見解の表明をしたのです。
専門家集団の発言は、インパクトがありました。
次々にそうした専門家集団としての見解がTVで取り上げられるたびに、国の政策や感染症対策は専門家会議が決めているというイメージが作られていきました。
チヨコ・デリ
そこで、専門家会議の脇田隆宇座長らは、政府に会議の役割の明確化などを求めたのです。
2020年7月3日、西村康稔経済再生担当相は「位置づけが不安定だった」として専門家会議を廃止しました。そして新たに地方自治体やリスクコミュニケーションの専門家らも加えた「新型コロナウイルス感染症対策分科会」を設けると発表したのです。
尾身先生は、このことを知らされていなかったそうです。
まとめ
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の副座長だった尾身茂先生について、経歴や学歴、専門家会議の解散理由等について書かせていただきました。
尾身先生は、専門家会議が廃止された後の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」では、会長になっています。
ただ、TVにはもうあまり登場していませんね。
そういう意味では、役割分担が明確になっているということでしょう。
ワクチン3回目の摂取とか、子どもへの摂取とかが問題になっています。
オミクロンも重症患者が少ないことがTVなどで強調されていますが、いたずらにあおってもいけませんが、正しく恐れ、予防していくことは大事です。
では、最後まで読んでくださりありがとうございます。
コロナには引き続き気をつけてくださいネ!