早川千絵監督の経歴や学歴!高校や大学はどこ?結婚して出産した後のキャリアが凄い!

世界3大映画祭の一つ、カンヌ国際映画祭で映画「PLAN75」の早川千絵監督が新人監督賞で特別表彰されました。

早川監督は、2014年のカンヌ国際映画祭にも学生映画部門で参加されたお方です。

今回は、そんな早川監督に焦点をあててみましたヨ!

早川千絵監督の経歴と学歴!

【早川千絵さんのプロフィール】

 

氏名:早川千絵(はやかわ ちえ)

生年月日:1976年8月20日

出身:東京都

学歴:NY美術大学School of Visual Arts卒、ENBUゼミナール

好きな映画監督:相米慎二、エドワード・ヤン、ジョン・カサヴェテス、黒澤 明、今村昌平、橋口亮輔
主役にしたい俳優:市原悦子

 

 

早川監督は、幼少から写真に興味をもちます。中学生の頃には映画監督になりたいと思い始め、ニューヨーク美術大学で写真を学び、その後結婚し2児を出産します。

しばらく日本のWOWOW映画部などで働いていましたが、監督への思いを持ち続け、2012年頃、「今やらなきゃ」と一念服着して、ENBUゼミナールに入りました。

そこで1年間、映画作りを学び、自身で資金を調達し、学校の仲間と卒業制作として作った作品が第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門で入選したのです。

その時、早川監督は「この作品を作って、映画作りは楽しい、続けられると確認しました。カンヌは大きなチャンス。生かさない手はない」と話していたそうです。

早川千絵監督の高校や大学はどこ?

早川監督の出身高校は不明でした。

東京出身ですので、都内の高校ではないかと思われます。

大学は、NY美術大学School of Visual Artsで写真を学んだそうです。

早川千絵監督は結婚して出産した後のキャリアが凄い!

早川さんは、NY美術大学では写真を学び、一旦日本で仕事もしており、結婚もし子供も産みます。

しかし、ずっと映画監督への思いをもち続け、「今でなければ」と映画監督コースのあるENBUゼミナールに入学し、そこで映画作りを1年間学びました。

ENBUゼミナールでは、脚本・撮影・編集まですべてを手がけて自身の作品を作り、最終的には一般劇場公開することになっています。

その作品「ナイアガラ」が、2014年のカンヌ国際映画祭に出品され、見事にシネフォンダシオン部門入選を果たします。

早川さんが、36歳の時に映画監督のスクールに入り、38歳でカンヌで受賞し、それから8年後、「PLAN 75」で再びカンヌで賞をとるとは、すごい快挙です。

しかも、メラドール(新人監督賞)スペシャルメンション受賞は、日本人としては初めての受賞だそうです。

「PLAN 75」はどういう映画?

「PLAN 75」は、少子高齢化が進み、75歳を過ぎた人がみずから生死を選べる制度が導入された、近未来の日本を舞台にした作品です。

脚本は、早川監督のオリジナルです。

主演は、賠償千枝子さんで、他の出演者は、磯村勇斗さん、河合優実さんら。

早川千絵監督の受賞歴

女性として、結婚して、子もいて、自分の夢をかなえていく、ということで、これからもどんどん活躍して欲しい早川千絵監督ですが、これまでの受賞歴をまとめてみました。

■第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門に入選(短編「ナイアガラ」)

■ぴあフィルムフェスティバルグランプリ

■ソウル国際女子映画祭グランプリ

■ウラジオストク国際映画祭国際批評家連盟賞

■メラドール(新人監督賞)スペシャルメンション受賞

早川千絵監督のPLAN75への思い

早川千絵監督がニューヨークから日本に帰ってきた頃、日本は「自己責任」という言葉が声高に叫ばれ社会的弱者に対しての風当たりが強くなっていました。

そうした中、相模原で起きた重度障碍者施設での殺傷事件。

不要な人間は社会の害だという考え方で、もしも、命の線引きが行われるようになったら・・・

早川千絵監督は、「国が人に死を迫るというシステムが存在してしまうが故に、圧力がかかってしまう人がいる。そんな制度を生んでしまう社会に対する問題提起をしたかった。」と。

そんなシステムができないためには、

異なる立場にいる人たちからどう見えるか、想像することが大事」「一人一人が違っているという前提を忘れてしまうと、怒りの矛先が異質のもの、マイノリティーに向かってしまう

ここでは命の選別を年寄を対象としていますが、子供も若者も有り得る考え方。多様性のない社会は恐ろしいことになると、この作品は警笛を鳴らしているのです。

まとめ

早川監督は、

「社会的に弱い立場にいる人に対して差別的な発言があったり、「自己責任」という言葉が幅をきかせていたりして、なかなか人に助けを求められない社会になっているのではないか。なので、生きている価値とか意味ではなく、生きていること自体が尊いということを伝えたかった」

と映画に込めた思いを語っています。

そして今後については

「映画を通して、誰かを思ったり、自分自身のことを考えたりとか、人の心の深いところに響く作品を作っていきたい」

とも話していたそうです。

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